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取材を断ってもいいんですー現場からみた5つの判断ポイントー

  • 執筆者の写真: imd33
    imd33
  • 1月27日
  • 読了時間: 5分

テレビ取材は、ありがたい話かもしれません。

断ったら、次はもう声がかからないのでは?」と、不安になる方もいると思います。


でも実は、そんなことはありません。

テレビ取材は、すべて引き受けなければいけないものではないのです。


前回も少し書きましたが、

ご自身やスタッフの中で「これは無理があるな」と感じたら、断っても大丈夫です。


今回は、現場の目線で見て「テレビ取材を断っても、まったく問題ないケース」

を具体的に挙げてみます。


① 営業に大きな支障が出るとき

  • 撮影時間が長く、ピークタイムにかかる

  • 仕込みや人員が足りなくなる

  • 臨時休業が必要になるが、代替日がない


👉 この場合は、

その日は営業が立ち行かないため難しいです」

と伝えて問題ありません。


実際には、このように伝えることで番組側から譲歩案が出ることもあります。

例えば、

  • ピークタイムには厨房に入りません

  • ピークタイムのお客様を撮りたい。お客様への説明、許諾はこちらでとります。

  • 仕込みは別日に撮影します。


こうした提案が出た場合は、あらためて検討していただければ十分です。


② スタッフの負担が大きすぎるとき

  • 少人数営業で、撮影対応の余力がない

  • 長時間の立ち会いが必要

  • スタッフが不安や抵抗を感じている


👉 無理をして受けた取材は、現場の疲労や不満として必ず残ります

「今は余力がないこと」

「スタッフが不安を感じていること」

を率直に伝えてください。


番組側もさまざまな現場を経験しているため、

撮影方法やスケジュール調整でカバーできる可能性もあります。


それでも難しい場合は、

「今回は見送らせていただきたい」と伝えて問題ありません。


③ 求められている内容が、店の方針と合わないとき

  • 過度な「激安」「大盛り」「過剰演出」を求められる

  • 本来大切にしている価値が伝わらなそう

  • 面白さ優先で、誤解を招きそう


👉 「今回は、うちの店の方向性とは合わないと感じました」で十分です。


普段やっていないことを求められたり、

事実を婉曲して伝えられる可能性がある場合は注意が必要です。


ただし、演出について、

  • 番組内でどんなフォローがされるのか

  • 「今回は番組のために特別に協力してもらった」と説明が入るのか         などを確認した上で、判断するという方法もあります。


「好きなタレントが出るから迷う…」という気持ちも、正直あると思います。

その場合も、条件をきちんと確認してから決めて大丈夫です。


④ 放送時期が合わないとき

  • 繁忙期と重なっている

  • 仕込みや仕入れが不安定な時期

  • 人手不足のタイミング


👉 取材は「今でなければ成立しないもの」ばかりではありません。

断ること=永久にチャンスを失うこと、ではありません。

例えば、

「繁忙期でこれ以上お客さまが増えると対応できそうにないため、今回は見送りたいです」

と伝えていただければ、無理に食い下がられることはほとんどありません。

むしろ、きちんと事情を伝えることで、時期を改めて再度声がかかる可能性もあります。


⑤ 条件が不透明なまま進もうとするとき

  • 放送枠や番組名がはっきりしない

  • 撮影内容の説明が曖昧

  • 誰が何を決めているのかわからない


👉 「少し不安があるので、今回は見送らせてください」は、正当な判断です。


ただ、こう思わせてしまう制作側の背景もご理解いただければと思います。

最初に電話をかけてくるのは、AD(アシスタントディレクター)と呼ばれる

経験の浅いスタッフであることが多くあります。


若手の場合、

  • 話が整理できていない

  • 電話に慣れていない

  • 質問があいまい

    といったことも珍しくありません。


そういうときは、

「メールで概要を送ってもらえますか?」

とお願いしてみてください。


メールを見ても不安が残る場合は、無理に引き受けなくても問題ありません。

ただ、もし余裕があれば、若手に一度チャンスを与えていただけるとうれしいな…

というのが、正直な気持ちでもあります。


一度断ったら、もう呼ばれない?

これはいちばん多い不安だと思います。

でも実際には、

  • 丁寧に断った取材先

  • 無理をしない判断をしたお店

は、むしろ「信頼できる取材先」として記憶に残ることが多いです。

番組側も、「無理をさせてまで撮りたい」と思っているわけではありません。


上手な断り方(ひとこと例)

  • 「今回は、店の状況的に難しそうです」

  • 「十分な対応ができないため、今回は見送らせてください」

  • 「また余裕のある時期に、ぜひご相談ください」


ただ、本音では引き受けたかったものの、タイミングや企画内容が理由で断る場合は、

理由を伝えていただけると理想的です。


断った理由を番組側が理解できれば、

  • 「また時期を改めて相談してみよう」

  • 「別の企画で打診してみよう」

と、次の機会につながることもあります。


まとめ

テレビ取材は、受ける勇気と同じくらい、

断る判断も大切だと思っています。

無理をして引き受けるよりも、

「今回はやめておこう」と判断できるお店のほうが、結果的に長く続きます。


取材は、無理の上に成り立つものではなく、

納得と信頼の上に成り立つものだと思っています。



 
 
 

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