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動画制作のお見積り・撮影料の明細について解説します

動画制作を外注するときに、見積を出してもらいますが、撮影料が高いなあ、と感じたことはありませんか?この中には何が含まれていて、何が含まれていないのか、解説します。


撮影料は、機材費と人件費と車両費


撮影料は、機材費と人件費と車両費で構成されます。撮影で使用する基本的な機材は、

①カメラ

②三脚

③照明

この3点です。見積書に機材費と書かれていれば、この3点は含まれています。撮影内容によって、これだけでは足りないこともあり、追加しなくてはならないものもあります。その代表的なものをあげますと・・


④レンズ

⑤インタビューマイク

⑥ワイヤレスマイク

⑦ミキサー

⑧ピンスポットライト

⑨モニター

⑩レフ版

⑪ゴープロ

⑫アクションカム

⑬ジンバル

⑭照明やカメラを設置するためのポール

⑮クレーン

⑯レール

⑰ドローン


④から⑨は、撮影会社で所有している機材です。⑪~⑯は撮影会社で所有していないかもしれません。所有していない場合は、撮影会社が機材や重機のレンタル会社で手配します。

撮影会社で所有している機材を1,2点追加してもらう場合、料金内に納めてくれる場合が多いです。点数が多い場合やレンタルするときは、「特別機材費」あるいは「追加機材費」などの名目で計上されます。


人件費について


撮影にかかる人材は、基本的にはカメラマンひとり。撮影内容によっては、カメラアシスタント、照明マン、VE(ビデオエンジニア)、音声などが入って二人体制、三人体制のときもあります。

カメラマンの人件費は35000~50000円くらい。そのほかはひとり25000~40000円くらいが目安です。


車輛について


撮影では、機材を運ぶため車移動です。技術会社では車輛をもっていますので、その費用も撮影料に含まれます。


撮影機材が、基本のカメラ、三脚、照明とワイヤレスマイク一波をつけてもらって、撮影スタッフはカメラマン一人とすると、機材費3万円+カメラマン4万円+車両費1万円で、8万円ほどになります。あくまでもひとつの目安ではありますが。


この中には、ガソリン代、高速代、駐車場代は含まれません。収録するメディアも別だてになります。


そのほか、撮影料が追加になるのは


機材や人件費以外で撮影料が追加になるのは、

・撮影時間が長い

・早朝あるいは深夜撮影(スタンバイも含めて)

・高所や密室など危険な場所での撮影

・電気が取れない場所での撮影

など


撮影時間について細かい規定を設けている会社は少ないですが、移動とスタンバイを含めて1日8時間から10時間程度。それを超える場合、時間に応じて10~30%程度上乗せされます。早朝・深夜にかかる場合は、前日や後日に仕事を入れることができないため、1,5日から2日の拘束になり、20~50%程度アップになります。


ドローンでの撮影の場合


地方自治体の案件で移住や観光誘致の動画では、ドローン撮影がマストとなっています。撮影会社でドローン担当者を保有しているところは少なくて、ドローン専門の会社に発注することになります。ドローン撮影は操縦者とドローンの飛行と周囲を視認する管理者の2名が必要です。

ドローン撮影での料金は、ドローン本体の機材費と人件費2名と車両が基本になります。ドローンはバッテリーが10分程度しかもちませんので、予備のバッテリーや充電器が必要です。撮影時間が長くなるときはそれらも多めに必要になります。


ドローン撮影を趣味にしている人も多くいて、フリーランスとして撮影を請け負っている人もいます。フリーランスに発注する場合は注意が必要です。


・国土交通省のルールを理解している

・保険に入っている

ことがマストです。相場よりも金額が安い場合は、発注者はこの2点について確認しておく必要があります。


ドローンは飛行禁止域が多く、飛行するときは国土交通省と飛行区域の土地所有者や管理者へ申請が必要です。そういったルールを守っているかどうか。ということ。それと、


ドローンを飛ばすのは簡単にできるのですが、機体が軽量のため風の影響を受けやすいのです。上空の風の状況は地上ではわかりませんから、風でコントロールを失う可能性があります。

墜落のリスクは避けられませんから、墜落したときにどういう対処を用意しているか、を説明できるかどうか。を聞いておきましょう。


ディレクターがカメラマンを兼ねるとき


ディレクターが自身でカメラを回す、一人二役をこなすときもあります。例えば、こういう案件のときは、一人で稼働します。

・撮影が限定的なとき

・時間や空間の余裕があるとき

・撮影をされる方たちが協力的なとき


撮影項目が少なく、撮影者のペースで行える場合は、一人に任せても大丈夫です。

撮影される方たちが協力的で、率先してカメラの前に立って話してくださったり、カメラに合わせて場を作ってくれるようなところですと一人でも対応できますが、

「私はインタビューはちょっと・・・」

「私はうつりたくないわ・・」とおっしゃる方がいると、そういう方のケアまで意識が回らないときがあります。


研究施設や工場での撮影の場合、撮っていいものと、映りこんではだめなものがあることもありますし、動きが速いもの、すごく小さいもの、など特殊なものもあります。


撮影場所や条件が複雑なときは、そうした情報を整理するためにディレクターとカメラマンを分けたほうが安全です。


ディレクター兼カメラマンで稼働するときは、機材費+人件費+車輛費で5~6万円ほどが目安です。


今回、撮影料について書いてみました。感覚的にちょっと高いんじゃないかなと感じたときは、明細書をいただいてもいいですか?と問い合わせてみてください。こうしたやりとりがスムーズにできる会社はきっと相性がいいと思います。





























ディレクターがカメラを回すことも多い


ディレクターがカメラを兼任できる現場とは


ディレクターとカメラマンを立てたほうがよい現場とは






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