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番組関係者に取材してほしいとアピールしたら、してもらえるもの?


テレビ番組制作をしていますが、知人や知人のそのまた知り合いから、  

「うちの店を取り上げてほしい」

「こんなにすごい活動しているし、メディアにもよく出ているから、取材にきてもいいですよ!」

「すごいメニューがあるから、テレビに出して」

と、電話やFAXやラインでお知らせいただきます。


が、こうした申し出のなかから取材にいたったことは、一度もありません。


なぜ、制作者は知人からの取材願いを断る?


制作者は制作するのが仕事で、どこを取り上げるのかを決めるのは、制作者ではなく、テレビ局だからです。番組制作者はどこを取材するか、決めることはできないのです。


私たち制作会社は、番組の企画を提案しますし、その企画書には具体的にどこの店、とか、こういう人物を取り上げますと、書いておきます。取材する場所や人を設定しておきますが、それは、最初に企画があって、企画に合う店や人物やサービスなど具体的な取材先を探していくのであって、その逆はありません。企画が通っても、そこに書いてある取材先を差し替えることもあります。

その企画を具現化していくにあたって、最初に見つけた取材先よりも、もっといいところがあれば、どんどん差し替えていきます。


店や人物の情報を提供してもらって、そこから企画を構築することはありません。


制作者が偶然、あるいは、ネットリサーチをしていて見つけた情報から企画を思いついて、そこへ連絡をとる、ということはあります。


なぜ、第三者から提供してもらった情報を取り上げることをしないのか?


それは、第三者と制作者が繋がりをもった制作物を放送にのせることはできないからです。


第三者と制作者が繋がっていると、そこには何かしらの利害関係が生まれるものです。撮影に便宜をはかったり、事実よりもよく見せようとしたり、取り上げてもらった謝礼を出すかもしれません。

制作者は取り上げるんだから、撮影する時間を融通してもらいたい、取材にかかった費用はもってほしい、その代わり、編集ではほかのネタよりも少し長めにしたり、よく見せたりと取材先に対して慮るかもしれません。


人は何かしてもらったら、それに見合ったお返しをしなくては、と思うものなのです。

テレビは公平であり、公正なメディアなので、利害関係のある企業や人からの情報提供を受けることはしない。というスタンスなのです。


企業がニュースリリースを発行して、それが番組に取り上げられるのは、どうしてか?というと、その情報が視聴者にとって有益な情報だと判断されるからです。

多くの人が関心を持っている企業やサービスなら、その日のニュースで取り上げる価値はあります。


テレビ番組は、まず最初に企画があって、それに合う場所や人を探します。そして、様々な条件やフィルターをクリアした場所や人を選んでいます。


では、ニュースリリースを発行するのは無駄なのか?というとそうとも言えません。

制作者がリサーチをするのは第一ソースはネットからです。ネット上にニュースリリースがないと、引っかかりません。

そのニュースリリースに面白い情報が載っていれば、その情報から企画を思いつく可能性だってあります。


と、書いてきましたが、

うちを取り上げて!

取材にきて!

とお知らせいただくのは歓迎なのですが、取り上げるほどの面白さがない、というのが本音だったりします。あるいは、畑違いかもしれません。ニュース的な情報をバラエティ番組担当者に持っていっても、うちでは使えないよね、でおしまいです。


制作者に取材をお願いしても無駄?


制作者に取材をお願いするのではなく、相談すればいいのです。

どうすれば、テレビに取り上げてもらえるだろうか?

制作者が面白いな、応援してあげたいな、と感じたら、何かしらのヒントを出してくれますし、番組のアドレスや担当者を紹介してくれるかもしれません。友人であれば親身になって話を聞いてくれますし、アドバイスしてくれるはずです。






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