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ディレクターと動画クリエイターの違い

映像制作を発注するときに、名刺に映像ディレクター、番組ディレクター、など、ディレクターと載せている人と、動画クリエイター、映像クリエイターと、クリエイターと載せている人がいます。

ディレクターとクリエイター、何が違うのでしょうか?


持っている技術は同じでも


テレビ番組のディレクターも動画クリエイターも撮影して編集するスキルを持っています。彼らに同じオーダーをしたら、同程度のスキルだとしても、全く違う作品ができあがります。それは、それぞれが身を置いていた環境の違いと、思考の違いによるもの。その違いについて、解説してみましょう。


ディレクターとクリエイターの違い


ディレクターと動画クリエイターの使い分け、使っている本人もあまり意識されていないのですが、ディレクターはテレビで見てくれることを意識して制作している人、テレビ番組のフォーマットを使った映像を制作している人をディレクターと呼び、動画クリエイターはインターネットやサイネージで見ることができる短い動画を制作している人を指しているようです。


ディレクターは、語源がディレクションをする人、という意味があり、ディレクションは方角、方向、指示、指揮、命令という意味があります。

そもそもは、ディレクターは自ら撮影したり、編集したりする人ではなく、制作スタッフに方向性を示し、指揮をする人という役割でした。番組の指揮系統のトップにいる人がディレクターなのですね。


かたや動画クリエイターは、CMやミュージックビデオなどで使われていたと思います。CMやミュージックビデオもたくさんのスタッフがいますからその総指揮はディレクターで、商品やサービスや歌詞の世界をわずかな時間のなかでいかにその魅力を伝えるか、映像にインパクトを吹き込むのが動画クリエイターの役割。それが今は、映像を独自の世界観を一人で作っている人をそう呼んでいるのではないか、と思います。


ディレクターはさまざまな人の視点を入れている映像を作っていて、動画クリエイターは自分の視点で映像を作っている、という違いがあります。


ディレクターが活躍する場所と動画クリエイターが活躍する場所の違い


活躍する場所というのは、メディアのことで、ディレクターが活躍しているのはテレビが主、動画クリエイターが活躍しているのはネットが主。近年はこの線引きもあやふやで、テレビでYouTubeやライブ配信を見る人も増えていますし、ネットでテレビ放送や見逃し配信を見ている人もいるので、メディア形態の形で振り分けるのが難しいことがあります。


誰が配信しているのか、で分けるべきでしょうか。配信しているのがテレビ局やテレビ番組であれば、ディレクターですし、個人名であれば動画クリエイターになります。



ディレクターの制作環境


ディレクターは方向性を決める人、指示する人というとおり、大人数をまとめていく人ですから、テレビ制作には大勢の人が関わっています。出演者しかり、取材対象者もそうですし、撮影チームであるカメラマン、ビデオエンジニア、音声マン、照明マンに、アシスタントディレクターがいます。撮影が終わって編集したら、プロデューサーにチェックしてもらい、テーマに沿っているか、間違った情報になっていないか、わかりやすいか、公平性は保っているか、公共に反していないか、今の時流からずれていないか、など様々な視点でチェックされて、ようやく放送にこぎつけます。


たまたま、自分の好きなテーマで、自分で撮影して編集もやって、と、ほぼ一人で制作したとしても、プロデューサーたちの厳しいチェックを受けて、それをクリアしないと放送してもらえません。


いくつもの目にさらされて、全員が納得させないと放送してもらえないのです。

それがストレスでディレクターから動画クリエイターへ移行するパターンが多いほどで、テレビ局の局員ディレクターで安定した高収入があっても、フリーランスの動画クリエイターになる人がいます。



視聴者が求めているものの違い


視聴者自身も、テレビを見るときと、ネットで動画を見るときに求めているものが違います。テレビを見るときは、情報を得るだけではなく、そこに出ている人たちを追いかけて見ている場合が多いと思います。どんな人が出てくるんだろう、どんな人がやっている店なんだろう、どんな人がそこに来ているんだろう、どんな人が使っているんだろう、と魅力的な商品や料理やサービスではなくて、それを作っている人、提供している人、使っている人達の方が見たい。


そういう人をいきなり登場させても、受け入れてくれません。その人の背景や環境や状況を伝えてからでないと、視聴者はその人を受け止めることができないのです。その面白さへたどり着くまでの動線をひいてあげることが必要です。

そのうえで、視聴者の心にその人の言葉が響いてくる。


テレビは視覚に訴える映像も大事ですが、それと同じくらい言葉も大事で、その二つがぴったり合わさっていないと視聴者は離れてしまいます。


例えば食レポのシーンを見ると、レポートしているコメントに合わせて、今見たい映像が細かくインサートされています。レポートしているタレントさんの姿はほとんど料理の映像がかぶっていますよね。二つに割ってホワンと湯気が出ているアップや、割った断面、お箸で掬い取った一口分など。視聴者は耳でコメントを聴きながら、そのコメントが表現している映像を見たがっているのです。それにこたえているのがディレクターの編集ワザ。


テレビはつけているだけ、ながら見程度、と言っている人も、映像と音声がぴったりはまっていないと、「なんか気持ち悪いな」と感じるもので、そう感じたら、そこから離れていきます。違和感を残してはならないのです。


動画は、とにかく面白い映像をすぐ見たい、おいしそうな料理がまず見たい、インパクトのある映像が見たい。そう期待していないでしょうか。



ディレクターは感情にうったえる

クリエイターは感性にうったえる


そういう違いがあると思います。


商品やサービスに対して、どんな人たちがどんな思いで作ったんだろう?と見せたいならディレクターが得意でしょうし、商品やサービスがいかに魅力的か、自分が使うとどう見てくれるのか、を表現するなら動画クリエイターが得意だと思います。


動画制作を映像制作会社やフリーランスに発注するとき、肩書がディレクターなのか?クリエイターなのか?で、得意とする範疇が違います。本人に得意とすることや信条にされていることをおたずねするのが一番かと思います。














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