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テレビ番組で取り上げられることの効果

テレビは見られなくなったと言われています。視聴者が減っているなかで、テレビで取り上げられて、得られる価値も減っているのでしょうか?


弊社では、30年前の創業時から情報番組を制作し続けています。放送後に取材先に連絡をとりますと、以前よりも影響が長く、そしてテレビの価値を高く感じられているようでした。


以前とどう変化しているのか、考えてみました。


テレビメディアの特徴についておさらい


そもそもテレビメディアはどんな特徴があるのでしょうか。いまいちどおさらいしておきますと・・・。


視聴するには、リモコンの電源ボタンをONにするだけで見ることができる手軽さと、Wi-Fi環境がなくても見ることができる安定性があります。


番組は、情報の出典が辿れるものですし、放送まで何重ものチェックが入っているため、正確性が高い。

テレビは、公共の利益になるような情報を提供すること、意見が対立するときは両方の意見を取り上げる公正性を保つことが放送法でも定められています。


ネットメディアとの違い


もちろん、ネットメディアにおいても正確な情報や専門性の高い情報が入手できますが、そこに辿り着くには自身の情報を精査する力が必要です。


テレビは、受け身のメディアだ、と揶揄されていますが、視聴者はなぜそのチャンネルを選んだのか、理解しています。

かたやネットでは、検索して情報を探しに行くから能動的だと言われています。しかし、ユーザーの検索履歴や広告主によって、ユーザーごとにパーソナライズされており、どういう経路でそこに記事があがっているのか、どういう意図でその記事を選んでいるのか、ユーザーは理解していません。


ネットだけで情報を得ていると、自分の思考や好みに偏ったパーソナルな空間を作ってしまうのですが、テレビにアクセスすることで、誰もがもっている関心ごとや自分とは逆の意見に触れることができるのです。テレビは幅広い分野やさまざまな意見があるフラットなメディアであり、それが今ならではのテレビの特徴ではないでしょうか。


テレビの情報はかつて一時性のものだった


YouTubeが誕生するのは2005年のこと。浸透するまでそれから5年ほどかかるのですが、そのころのテレビは、放送したらそれっきりであり、随時新しい情報が流れていってました。常に流れて過ぎ去ってしまう儚いもので、制作者も放送したら、それで終わり。という意識で作っていたと思います。


それが今では、番組によってはYouTubeで公式チャンネルをもっていたり、見逃し配信していたり、テキスト化して蓄積していたり、と放送したものをストックすることができるようになりました。


かつて情報番組でも、視聴率が10%越えるものがざらにありましたが、今、10%こえようものならネットニュースに上がるほどです。視聴率がそれほどいかなくても、それは、テレビという媒体でリアルタイムで見ている人がそれだけしかいない、ということで、ほかの媒体で好きな時間に視聴している人を含めるともっいます。

弊社で制作している番組も、10万以上の再生回数があります。


取材した店舗に話を聞くと、以前は放送中から放送後2週間程度がピークで2,3か月で影響が終息し放送前の状態に元通りになる感じでした。今もさほどかわりませんが、数か月たってもちらほらと「何かで見てきた」と、番組名までは覚えていないにしろ、映像で見てやってきた、という客がいるのだそうです。


番組がストックされることで、ネット上で「おススメ」されたり、リツイートされたり、自分のお気に入りとしてクリップしておいたり、と視聴のタイミングがさまざまになってきているおかげです。


テレビで取り上げられるメリット


テレビに取り上げられることで得られるメリットは、「テレビで取り上げらえました」と言えることです。先にも書きましたがテレビは「正確性・公共性・公正性」のあるメディアですから、それらが担保されていますよ、ということです。

今、ますますこの3点については厳しくなっており、食材や調理や提供方法などについて細かくチェックされていますし、店舗や企業その関係者のSNS発信も細かく見ています。


影響力の大きな番組ほどチェックは厳しいので、演出上、通りがかりで入ってみた、その場で取材交渉した、という見せ方であっても、準備段階や撮影後の確認はかなり分厚くやっているはずです。


認知されるだけに留まらない


取材されるメリットは、その店や商品について知らなかった人に知ってもらえる、ということにあります。視聴者に知ってもらえるだけではなく、購入したり、その場所へ足を運んだりと行動まで伴わせるのは、取材と編集がされているからです。


どんなにおいしいメニューであっても、そこに取材がされていないと、「おいしい料理」の映像でしかなく、記憶にとどまりません。どういう人がどういう思いでこの料理を編み出し、つくっているのか、食材は何を使っていて、食材はどこから集めているのか、などを載せているため、視聴者は実際に行ってこの人に会ってみたい、この人につくってもらいたい、実際にこの料理を味わいたい、と思うのです。


動画クリエイターとの違い


店舗側がどんなに思いが深くても、歴史が長くても、それを深く、あるいは、長く説明しても視聴者には届きません。まずは、エンタメ的に面白く楽しく見せて視聴者の視線をひきよせ、そして留まらせ、そして、これだけは!というキモの部分を見せる。

いったん引き寄せた視聴者を離さない演出や編集は、長年テレビを制作している者でしかできない技でしょう。


料理をおいしそうに、そして食レポもうまい動画クリエイターは多くいますが、その背景や成り立ちを限られた時間で収め、そこで緩急つけて、視聴者を惹きつけることができるのはテレビ制作者のほうが長けていると思います。


老舗店や人気店の取材をさせていただいていますが、「私たちがみなさんに知ってほしいことをこんなにコンパクトかつ分かりやすくまとめてくださったのは今回が初めてです」と言われます。


取材させていただいたお店や企業が、その効果としてあげてくれたのが、ただユーザーが増えただけではなく、自社のスタッフやオーナーご自身でもみつからなかった表現だったり、メッセージが明確になったこと。


スタッフのみなさんの士気がたかまり、プライドがもてたこと。

などがあります。





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